トルコリラ 急落によるロスカットの経緯と反省を正直に報告します。2025年3月19日、イマモール市長拘束という政治リスクが引き金となってトルコリラが急落。200万通貨保有していたポジションが強制ロスカットされ、約70万円の損失が確定しました。
3/19 15:00——トルコリラ、急落
やられました。
3月19日の午後3時ごろ、ちょうどチャートを眺めていたんです。15時前から怪しいレートの動きがあって、「あ、これ来るな」と思った瞬間、そのあと一気にブチ落ちていきました。
200万通貨を保有していたのですが、含み損がとんでもない勢いで膨らんでいくのを横目に、どうすることもできず。追加証拠金を入金しようにも間に合わず、あっさり強制ロスカットで狩られました。
強制ロスカット確定損失:約-¥700,000
スワップが30万ほど積み上がっていたので差し引き約40万の損失です。ただ、「30万のスワップが吹き飛んだ」と考えると精神的なダメージは倍ぐらいあります。
なぜ急落したのか:イマモール市長拘束という政治リスク
今回の急落の原因は、トルコの政治イベントでした。
エルドアン大統領の有力な政治的ライバルであり、イスタンブール市長でもあるエクレム・イマモール氏が突然拘束されたのです。これが「政権による反対派弾圧」と受け取られ、トルコ国内外で政治的不安が一気に高まりました。
その結果、投資家がリラを一斉に売り始め——
- トルコリラは対ドルで一時12.7%下落
- 過去最安値となる1ドル=42リラを記録
- イスタンブール証券取引所では開始直後に6.87%下落し、サーキットブレーカー発動
- 国債市場も大幅に下落
まさにパニック売り。短時間でこれだけの動きが出るのが、新興国通貨の恐ろしいところです。

チャートがこちらです。ご覧のとおり、垂直に近い動きで落ちています。これを「下落」と呼ぶのはあまりにも生ぬるい。「崩落」です。
しかも3.5円のレートにタッチしたあと、そのあと大きくリバウンドしているんですよ。ロスカットされてから見ていると本当に歯ぎしりする展開でした。
反省:証拠金管理が甘かった
今回やられた最大の原因は、証拠金管理の甘さです。
正直なところ、「このぐらいの含み損は想定していた」んです。3円台まで落ちることは最初から視野に入れていました。問題は、証拠金を80万円しか入れていなかったこと。
「危なくなったら都度入金すればいいか」という甘い考えでいたのですが、今回のような短時間で急激に動く相場では入金が間に合いません。スマホで気づいて入金操作をしても、その数分で全部持っていかれます。
200万通貨というポジションサイズに対して、証拠金が不十分だったということです。このぐらいの含み損は想定しており手放す気は全くなかったのに、強制的に決済させられる——これが強制ロスカットの理不尽さです。まことに遺憾。
次回以降は証拠金に余裕を持ったポジション管理をする、という点が今回最大の学びです。新興国通貨の急落は「予告なしに来る」という認識で資金管理しないといけません。
そして即再エントリー:懲りない男
ロスカットされた直後、リバウンドが来るのを見越してスプレッドが落ち着くのを待ちました。
そして3.898円で100万通貨を再エントリー。
懲りてないんかい、という話ですが、スワップ投資の戦略自体が間違っているとは思っていません。間違っていたのは資金管理のやり方だけです。急落で安い水準で仕込めたのであれば、長期的にはむしろプラスに転じる可能性もある。
今回の損失(約40万円)をスワップで回収するには、このペースで4ヶ月ほどかかる計算です。先は長いですが、気長に付き合っていきます。
よくある質問(FAQ)
Q: トルコリラが急落したらどうすればいい?
A: 慌てて追加入金しようとしても短時間の急落には間に合いません。重要なのは事前の証拠金管理です。急落が来ても維持率が一定以上保てる余剰証拠金を常に確保しておくことが唯一の対策です。
Q: ロスカットを防ぐにはどのくらいの証拠金が必要ですか?
A: 最低必要証拠金の5〜7倍を目安に用意することをおすすめします。トルコリラは1日で数%急落することがあるため、余裕のない証拠金管理では急落時にロスカットが避けられません。
Q: 急落後すぐに再エントリーするのはアリですか?
A: リスクは高いですが、スワップ投資の場合はリバウンドを待って再エントリーするケースもあります。重要なのは再エントリー時に証拠金に十分な余裕を持たせること。今回の私のように証拠金管理を改善した上で入るのであれば選択肢の一つです。
まとめ:トルコリラ 急落とロスカットから学んだこと
進捗報告③の状況をまとめます。
- 3/19:トルコリラ急落、200万通貨が強制ロスカット
- 確定損失:約-¥700,000(スワップ分30万を差し引いて実損約40万円)
- 急落原因:イマモール市長拘束による政治的不安
- 反省点:証拠金が不足しており急落に対応できなかった
- 現在:3.898円で100万通貨を再保有中
- 今後:スワップ積み上げながら損失回収フェーズへ(約4ヶ月見込み)
トルコリラ投資をやっていると、こういう政治的サプライズが突然やってきます。「経済指標を見ていれば大丈夫」という話ではなく、エルドアン大統領の気まぐれや政治的事件が相場を動かす。それがトルコリラの難しさでもあり、スワップ収益の大きさの理由でもあります。
高リターンには高リスクが伴う。わかっていながらやっているのですから、今回のロスカットも「授業料」として受け止めるしかない。
懲りずに何度でもやったるで。
同じくトルコリラ戦士の方がいたらコメントください。一緒に苦しみましょう。
※ トルコリラ円のスワップ投資を始めてみたい方へ。FX会社によってスワップポイントの水準は大きく異なります。各社の比較についてはこちらの比較記事も参考にしてください。
トルコリラ円スワップ投資について
トルコリラ円スワップ投資の基本・必要証拠金・リスクについては以下の記事で解説しています。
▶ トルコリラ円 スワップ投資の始め方と運用実績|必要証拠金・リスク・外貨EX選んだ理由まで
トルコリラの急落とロスカットから得た教訓を整理します。
- 新興国通貨の急落は予告なしに来る。証拠金は最低必要額の5〜7倍を常に維持する
- 「危なくなったら都度入金」では短時間の急落に対応できない
- 政治リスクはチャートには表れない。ニュースへの感度も必要
- ロスカットは「終わり」ではない。証拠金管理を改善して再エントリーできる
- スワップ投資はメンタル管理も重要な資産。動じない心の余裕が長期運用を支える
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