松井証券から楽天証券へ株式移管してみた|国内株・米国株の手順と注意点

その他

松井証券から楽天証券へ、保有していた株式をすべて移管しました。

結論から言うと、国内株は拍子抜けするほど簡単でした。書類を1枚出すだけで、1〜2週間で完了します。

ただし米国株は別の話です。マネックス証券に19銘柄あったのですが、移管手数料が1銘柄あたり2,000円(税抜)。単純計算で38,000円以上の出費になります。これはさすがに払う気になれませんでした。

この記事では実際に移管した経験をもとに、手順・つまずいたポイント・おすすめの証券会社選びを解説します。

移管してみた結果:国内株は簡単、米国株は要注意

きっかけは単純で、楽天証券に口座を集約したかったからです。複数の証券口座を管理するのが面倒になってきたし、楽天ポイントの使い勝手もいい。「いっそまとめてしまおう」と思い立ちました。

実際にやってみると、国内株と米国株で話がだいぶ変わってきます。国内株は想像より簡単でしたが、米国株は手数料の問題で移管を断念することになりました。

株式移管とは?売却との違い

株式の移管とは、証券会社Aで保有している株を証券会社Bに「そのまま」移す手続きです。「売却して買い直せばいいんじゃないか」と思うかもしれませんが、それとは別の選択肢です。

方法メリットデメリット
移管保有株数・取得単価が引き継がれる。税務上の扱いが変わらない。売買タイミングを選ばなくていい手続きに時間がかかる(1〜2週間)。移管中は売買不可。米国株は手数料がかかる場合がある
売却→再購入手続きが簡単。即日対応できる売却益に税金がかかる。取得単価がリセットされる。売買・手数料が二重にかかる

含み益がある銘柄を売ると税金が発生します。移管ならそれを避けられる。長期保有銘柄ほど移管のほうが得です。

国内株の移管手順(実体験:松井証券→楽天証券)

国内株の移管は、正直そんなに難しくありませんでした。手続きの流れはこうです。

ステップ1:出庫元(移管元)証券会社に書類を請求する

移管元の証券会社(今回は松井証券)に「移管依頼書」を請求します。郵送で届きます。2〜3営業日かかりました。入庫先(楽天証券)の口座番号が必要になるので、先に確認しておきましょう。

ステップ2:書類に記入して返送する

移管したい銘柄・株数・入庫先の情報を記入して、松井証券に返送します。入庫側(楽天証券)への手続きは不要でした。移管元がすべてやってくれます。

ステップ3:完了を待つ

書類を受理されてから約1週間で楽天証券に株が届きました。国内株の移管手数料は無料です(松井証券・楽天証券ともに)。取得単価や取得日もそのまま引き継がれていたので、税務上の処理も変わりません。

米国株の移管は要注意(マネックス証券の場合)

問題はここからです。マネックス証券に米国株が19銘柄ありました。

マネックス証券の米国株移管手数料は1銘柄あたり2,000円(税抜)。19銘柄だと単純計算で38,000円以上になります。これはさすがに払う気になれませんでした。楽天証券・SBI証券は出庫手数料が無料なので、この差は地味に大きい。

余談ですが、当時信用取引で保有していたロッキードマーティンは、その後143万円の利確に成功しました。

ロッキードマーティン(LMT)を143万円利確した理由|米国株信用取引の実例公開
長らく信用取引で保有していた米国防衛関連株のロッキード・マーチン(LMT)を利確。爆上げのタイミングを捉え、合計1,435,019円の利益を確定させた運用実績を公開します。「頭と尻尾はくれてやれ」の精神で挑んだ決済の判断理由についても解説。


19銘柄を楽天証券へ移す現実的な解決策

検討した結果、移管ではなく「売却→米ドル出金→再入金→再購入」という方法を選びました。

  • 方法①:マネックスで米国株を売却(米ドル建て)→売却代金を米ドルのまま出金→楽天証券の外貨入金機能で受け取る→楽天証券で同じ銘柄を再購入
  • 方法②:マネックスで19銘柄を売却し現金に戻す→1銘柄に絞って買う→その銘柄だけ2,000円払って移管

手軽なのは②の方かと。アルファベットとかエヌビディアとか巨人銘柄を買っておけば、よっぽど運が悪くなければ移管期間中に暴落をくらうこともないと思うし。

現在保有している米国株ポジションはこちらで随時公開しています。

移管前に知っておくべき注意点

NISA口座の株は移管できない

NISA口座で保有している株は、原則として別の証券会社に移管できません。NISA口座ごと移管する「NISA移管」という手続きが別途存在しますが、旧NISAと新NISAで扱いが異なるため、事前に証券会社に確認が必要です。

信用取引の建玉は移管不可

信用買い・信用売りの建玉は移管できません。移管前に決済が必要です。

そもそも信用取引の建玉とは何か、仕組みから知りたい方はこちらの解説記事でまとめています。

移管中は売買できない

移管手続き中の銘柄は売買停止になります。相場が大きく動いても対応できない期間が発生するので、タイミングは慎重に選んだほうがいい。

特定口座の情報は引き継がれる

特定口座(源泉徴収あり)で保有している株を移管した場合、取得単価・取得日・特定口座の情報はそのまま引き継がれます。税務上の扱いが変わらないのは安心ポイントです。

移管先の証券会社はどこがいい?

米国株の出庫手数料

今回身に染みたのがここです。マネックスは1銘柄2,000円なのに対し、楽天証券は無料。将来また移管する可能性を考えると、出庫無料の証券会社に集約しておくほうが賢明です。

ツールの使いやすさ

楽天証券はiSPEED(スマホアプリ)が使いやすい。SBI証券はHYPER SBIという高機能ツールがあります。米国株に力を入れているのはどちらも同水準です。

信用取引の金利・手数料

信用取引を使うなら金利と手数料も重要です。SBI証券は信用金利が低く、コスト面で優れています。長期の信用ポジションを保有するなら差が出てきます。

楽天・SBI・マネックス・松井の4社を信用取引の金利・手数料で比較した記事はこちらです。

最終的に私は楽天証券に一本化しました。ポイントの使い勝手も良く、出庫手数料が無料な点も決め手になりました。まだ口座を持っていない方は、以下から無料で開設できます。



よくある質問

株式移管に手数料はかかりますか?

国内株の移管手数料は無料です(松井証券・楽天証券とも)。米国株はマネックス証券の場合、1銘柄あたり2,000円(税抜)かかります。

松井証券から楽天証券へはどうやって移管しますか?

移管元の証券会社に移管依頼書を請求し、必要事項を記入して返送するだけです。入庫先での手続きは不要でした。

米国株の移管はできますか?

可能ですが、証券会社によって出庫手数料が大きく異なります。今回は19銘柄で38,000円以上かかる計算だったため、今回は一部の銘柄のみ移管しました。

株式移管は何日くらいかかりますか?

書類請求から2〜3営業日、書類受理後は約1週間で完了しました。合計すると1〜2週間程度です。

移管と売却→再購入、どちらを選ぶべきですか?

含み益がある長期保有銘柄は移管が有利です。銘柄数が多く手数料がかさむ場合は、売却→再購入のほうが安上がりになることもあります。

まとめ

株式の移管は手間がかかりますが、やって損はありません。証券口座を一本化すると管理が楽になりますし、ポイントも集約できます。

  • 国内株の移管は書類さえ出せば1〜2週間で完了。難しくない
  • 米国株は証券会社によって手数料が全然違う(マネックスは1銘柄2,000円)
  • 銘柄数が多いと「売却→再購入」のほうが安上がりになる場合がある
  • NISA口座・信用建玉は移管できないので注意
  • 移管中は売買停止になるのでタイミングを選んで

移管を考えている方の参考になれば幸いです。

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