【実録】改正資金決済法の直前にXMから1,508,266円を出金した記録|着金するまでに確認したこと

ゴールド投資

2026年6月1日に改正資金決済法が施行されました。
海外FXを使っている人にとっては、入出金の経路が塞がるかもしれないという話です。

私はXMでゴールドを積み立てていました。結論から書くと、全ポジションを決済して1,508,266円を出金し、無事に着金しました。

この記事は、実際に出金するまでに何を確認し、どこで詰まり、何日かかったのかの記録です。規制の解説記事はいくらでもありますが、実際に150万円を動かした記録はあまり見かけないので残しておきます。

この記事のポイント
  • 2026年8月、XMから国内銀行送金で1,508,266円の出金に成功
  • 高額でも追加書類の要求はなし
  • ただし着金までは前回(10万円)より時間がかかった
  • 経過措置は2026年11月末まで
  • bitwallet・BXONEは避難先にならない

改正資金決済法で何が変わったのか

2026年6月1日施行の改正資金決済法で、国境をまたぐ「クロスボーダー収納代行」が為替取引に該当すると整理されました。

これまで海外FX業者への入出金を仲介してきた収納代行型のサービスは、資金移動業の登録がなければ提供できなくなります。

海外FXの「国内銀行送金」は、実態としてこの収納代行の仕組みで動いています。つまり仲介事業者が登録を取れなければ、この経路自体が消えます。

経過措置として施行から6か月間は登録なしでも継続できます。逆算すると2026年11月末が実質的な期限です。

厄介なのは、これが自分ではどうにもできない要因だという点です。自分の口座に問題がなくても、間に入っている事業者の都合で経路が切れます。

銀行はすでに動き始めている

施行を待たずに、銀行側が先に絞り始めています。

三菱UFJ銀行は無登録業者あての送金や収納代行目的の口座利用を断ると明示しており、楽天銀行・GMOあおぞらネット銀行も金融庁が警告した業者あての送金は行わないとしています。

私が使っているのは楽天銀行です。「11月末までは大丈夫」という前提は成り立たないと判断した理由がここでした。法律の期限より、銀行の運用のほうが先に動きます。

実際に出金するまでの記録

出金前の状態

XMのKIWAMI口座でゴールドを0.11ロット保有していました。積立11回、証拠金80万円、含み益75万円。ゴールドが上昇していたので、含み益はこの時点でかなり伸びていました。

この積立の経緯は進捗報告シリーズに書いています。

XMでゴールド積立【2026年8月】含み損36万円から含み益24万円へ|運用実績・進捗報告5
XMでのゴールド積立投資の続きです。前回は含み損が36万円まで膨らんでいましたが、8月11日時点で含み益+24万円まで回復しました。前回の記事(含み損が36万円に逆戻りの記事)はこちらです。この記事のポイント現在の損益:+241,392円積...

全決済して一括で出金申請

ポジションを全決済し、1,508,266円を一度に出金申請しました。

分割も考えましたが、XM公式FAQに「国内銀行送金での出金限度額は設けていない」「トレードで得た利益分も上限なく出金できる」と明記されているので、一括で申請しています。最低出金額は1万円です。

高額出金では書類提出を求められるという情報も見かけましたが、実際には何も求められませんでした。申請後すぐに処理完了のメールが届いています。

着金までの日数

ここが今回いちばん落ち着かなかった部分です。

1週間ほど前に10万円を出金したときは当日の3-4時間後ぐらいに問題なく着金していたので、同じリードタイムを想定していました。ところが今回はそれを過ぎても着金しません。

このとき確認したのはXMの口座残高です。

組戻し(着金拒否で送り返されること)が起きていれば、資金はXMの口座に戻ります。残高が0のままなら、まだ送金の途中ということです。銀行から通知が来るのを待つよりこれを見るほうが早くて確実でした。

結果として8/26の昼ごろに出金指示をだして、翌日8/27の夜7時ぐらいに無事に楽天銀行に着金しました。

口座残高を何度も確認してましたが着金の確認ができたときは死ぬほど安心しました。

XMの出金方法は4つ。でも実質2択

出金画面で選べたのは次の4つでした。ただし規制との関係で見ると、意味のある選択肢は限られます。

出金方法系統規制の影響
Local Bank Transfer(国内銀行送金)銀行送金直撃
Bitwalletオンラインウォレット円出金の段階で同じ規制
BXONEオンラインウォレット同上
Cryptocurrency(暗号資産)暗号資産別系統

bitwalletとBXONEは避難先になりません。

XMからウォレットに送る部分は動きます。問題はウォレットから日本の銀行に円で出す段階で、ここがまさに今回規制されたクロスボーダー収納代行にあたります。

つまり問題を一段先送りするだけで、最終的に同じ壁に当たります。別ルートではなく、同じ規制の同じ側にいるという位置づけです。

しかも、金融庁から無登録業者として警告を受けている海外FX業者との入出金を主業務にしている事業者は、登録を申請しても認められない可能性が高いと指摘されています。XMは警告リストに載っている業者です。

構造的に別なのは暗号資産だけでした。

XMは規制を見越して手を打っていた

調べていて気づいたのですが、XMは2026年7月1日に「国内銀行入金分のリセット」を実施していました。

本来XMの出金には優先順位があり、入金した方法へ返金してからでないと利益分を出せません。国内銀行送金で入金していれば、国内銀行送金で返すのが原則です。

このリセットは、その縛りを外す措置でした。

項目内容
実施日2026年7月1日 00:00(GMT+3)
対象2026年6月末までの国内銀行送金・Local Transfer・Online Bank Transfer・JCBカードによる入金分
内容入金分の返金が未完了でも、利益分を暗号資産・オンラインウォレットで出金可能に
特例暗号資産の入金履歴がなくても暗号資産で出金可能
2026年7月以降の入金従来ルール(入金元へ返金)が適用

ここが重要です。この措置は2026年6月末までの入金分にしか適用されません。

7月以降に入金した資金には従来通り「入金元へ返金する」ルールが適用されます。つまり今後XMに入金すれば、その資金は再び「国内銀行送金でしか返せない」状態に戻ります。

規制で細っていく経路に、資金が縛り付けられる形になります。

ゴールド積立をやめる判断

今回の一件で、XMでの積立は終わりにしました。

損をしたからではなく、含み益が出た状態での決済です。やめた理由は出金のたびにこの心配をしなければならないという一点でした。

12回積み立てた全ポジションの決済結果、確定利益の内訳、今後ゴールドをどう持ち直すかは、進捗報告のほうにまとめています。

XMでゴールド積立【2026年8月】全ポジション決済で確定利益70万円|運用実績・進捗報告7
XMでのゴールド積立投資の続きです。前回は含み益が76万円まで拡大したところまで書きましたが、その翌日に全ポジションを決済しました。確定利益は707,245円です。前回の記事(含み益24万円から76万円へ拡大した記事)はこちらです。この記事...

同じ状況の人が確認すべきこと

海外FXに資金を置いている方は、最低限これだけは確認しておいたほうがいいと思います。

確認項目理由
自分の口座で使える出金方法居住国や口座タイプで異なる。会員ページの出金画面が唯一の確実な情報源
入金がいつだったか2026年6月末までかどうかでリセット措置の対象が変わる
出金先の銀行を複数持っているか1行だけだと、その銀行が止めた時点で詰む
暗号資産出金を試したことがあるか11月に初めて試すのは危険。少額でテストしておく

特に最後の項目です。暗号資産で出金する場合、送金するネットワークが受取側に対応していないと資金が永久に失われます。USDTのようにネットワークが複数ある通貨は要注意です。ぶっつけ本番でやるものではありません。

まとめ

2026年8月時点で、XMからの国内銀行送金による出金は機能しました。1,508,266円、追加書類の要求もなく着金しています。

ただし経過措置は11月末までです。それ以降どうなるかは、間に入っている収納代行事業者が登録を取れるかどうか次第で、利用者からは見えません。

経路が生きているうちに動けたのは運が良かったと思っています。同じことを11月に判断していたら、結果は違ったかもしれません。

海外FXそのものを否定するつもりはありません。ただ、資金の出口が自分でコントロールできない場所にあるという事実は、レバレッジやスプレッドの条件と同じくらい重く見るべきだと今回学びました。

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