やりました。ついにロスカットです。
10月1日の記事で「地獄ポジション」と書いたメタプラネット(3350)とSHIFT(3697)、オリエンタルランドを除いてすべて損切りしました。損失はトータルで約100万円。
数字として書くと案外あっさりしていますが、実際にその「確定」ボタンを押す瞬間というのは、本当にしんどいものがあります。含み損が確定損に変わる瞬間。もう取り返せない、という感覚。ロスカット経験がある方なら分かると思いますが、あれは精神的にかなりキツい。
今回はなぜ切ったのか、どういう経緯でその判断に至ったのかを書いておきます。

当時のポジション状況
10月1日時点で保有していた「地獄ポジション」は以下の3銘柄でした。
- メタプラネット(3350)
- SHIFT(3697)
- オリエンタルランド(4661)
オリエンタルランドだけは残しました。理由は単純で、長期で持ち続けるつもりだったから。含み損はありますが、焦って売る必要はないと判断しています。
問題はメタプラとSHIFTの2本。これが本当に厄介なことになっていました。
メタプラネット(3350)の状況
メタプラネットはビットコイン関連銘柄として一時期大きく注目を集め、株価が急騰した銘柄です。私も乗り遅れまいと買い増したのですが、その後の下落がきつかった。
問題だったのは信用倍率です。ものすごい数の信用買いが積み上がっていた。これが何を意味するかというと、「まだ株価が戻ると信じて信用で買っている人がたくさんいる」ということです。
そしてこの信用買いの連中が損切りに動いた瞬間、一気に売り圧力が出て株価がさらに下落する。そういうチキンレースになっていました。「誰が先に折れるか」という状況。
下落に耐えている人たちの苦しさは、自分も同じポジションにいたのでよく分かります。でも、反発のメドが全く見えない状況でその苦しさに耐え続けるのは、精神的にも資金的にも限界がありました。

SHIFT(3697)の状況
SHIFTはソフトウェアのテスト・品質保証サービスを手掛ける会社で、以前は成長株として人気がありました。私も成長への期待で保有していたのですが、こちらも信用倍率が高い状態が続いていました。
メタプラと同様に「信用買いが損切りに回ったら」という最悪のシナリオが頭をちらついていました。直近の下落が止まらず、反発する材料も見当たらない。業績面でも市場の期待を下回る場面があり、上値が重い状況が続いていました。
「これはまずい」と感じるには十分な状況でした。

ロスカットの決断
正直、切るまでにだいぶ悩みました。
「もう少し待てば戻るかもしれない」という気持ちは常にあります。含み損の銘柄を持っている間は、そういう甘い考えがなかなか消えない。「損を確定したくない」という心理は、投資家の本能みたいなものです。
でも今回は判断を変えた理由がありました。
「反発のメドが全く見えない」という点です。チャートを見ても、ファンダメンタルズを見ても、「ここで止まって反転する」という根拠が何も見つからなかった。感情ではなく、論理的に考えたとき、持ち続ける理由がなかった。
それに加えて、信用買いの整理が終わっていない状態で持ち続けることのリスクが怖かった。さらに下落した場合、100万どころじゃない損失になる可能性があった。「ここで切っておかないと死んじゃう」と本気でビビりました。
結局、感情で「持ちたい」と思う自分と、理性で「切れ」と言う自分が戦って、理性が勝った形です。でも損切り確定ボタンを押した後の虚脱感というか、脱力感はすごかったです。100万消えたな、と。
市場全体の状況
個別銘柄の問題だけでなく、市場全体の環境も悪化していました。
日経平均が5万円を割り込んで下落が続いており、日本株全体から資金が引き上げられているような動きでした。日本だけでなく米国市場も含めてリスクオフの流れで、「とにかく現金を確保しよう」という動きが市場を支配していた時期です。
こういう局面では、個別銘柄の良し悪しに関係なく全体が売られる。そういう地合いで含み損銘柄を持ち続けるのは本当にしんどい。市場全体が悪い時は下手に動かない、あるいは一旦引くというのが私の基本方針ですが、今回はそれをやや遅れて実行した形になりました。
ロスカット後の方針
当面は日本株での積極的なトレードはお休みする予定です。
こういう相場環境で下手にトレードすると、さらにお金が減っていくのが目に見えています。15年投資をやってきて、自分の弱点のひとつが「動いてしまうこと」だと分かっています。何もしないのが最善の選択肢という場面は確実にある。今がそれだと思っています。
一方でオリエンタルランドは継続保有です。テーマパーク事業の底堅さと長期的な成長への信頼から、ここは短期の値動きに惑わされず持ち続ける判断をしています。
日本株の個別トレードから少し距離を置きつつ、インデックス投資や配当株など、より安定した運用に軸足を移していく時期かもしれません。
今回のロスカットから学んだこと
100万の損失は痛かったですが、学びもありました。整理すると以下の3点です。
- 信用倍率が高い銘柄は特に注意:信用買いの整理が終わっていない状態では、どこまで下落するか読めない。信用倍率が異常に高い銘柄への参入は慎重にすべきだった
- 損切りのルールを事前に決めておく:「ここまで下がったら切る」という基準を持ち込んでいなかった。感情で判断する場面が増えると、ずるずる引きずる。ルールが必要
- 市場全体の地合いを無視しない:個別銘柄だけ見て買いを入れると、リスクオフ局面で全体に引きずられる。マクロの流れを常に意識する
投資歴15年でも、こういう基本的なことをついつい忘れてしまう。高い授業料でした。
まとめ
メタプラネットとSHIFTを損切りして、約100万円の確定損を出しました。
切るまでは本当につらかった。含み損を見るたびにどんよりした気分になって、相場を見るのも嫌になる。あの感覚は何度経験してもしんどいです。
でも、切ったことで少し楽になりました。含み損という「いつか爆発するかもしれない爆弾」を抱えていた重さから解放された感覚があります。損失は痛いですが、ズルズル引きずるより早めに整理して次に進む方が精神的には健全です。
これを読んでいる方の中にも、含み損を抱えてしんどい思いをしている方がいるかもしれません。損切りは負けではなく、次のための判断だと私は思っています。
また相場が落ち着いたら、日本株の個別トレードにも戻りたいと思います。次は同じ失敗を繰り返さないように。
※本記事は投資の勧誘を目的としたものではありません。投資は自己責任でお願いします。
米国株信用取引の全体像・仕組みについては以下の解説記事をご覧ください。


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